『赤ずきん旅の途中で』シリーズを読む順番を紹介します!

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』というインパクト抜群のタイトルで知られるこの作品は、直木賞にもノミネートされた青柳碧人さんによる、童話×本格ミステリーのシリーズです。

シリーズは4作品が発売されています!

この記事では、

• シリーズの読む順番
• 各巻のあらすじ
• どんな人におすすめか
• 映画化情報

をまとめてご紹介します!

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』シリーズを読む順番

青柳碧人さんの人気ミステリー《赤ずきんシリーズ》は、昔ばなしの世界観と本格ミステリーが融合した異色の作品です。

シリーズはどの巻から読んでも楽しめますが、基本的に刊行順に読むのがおすすめです。

▼シリーズの読む順番(刊行順)まとめ

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』シリーズを読む順番はこちらです。

読む順番タイトル単行本発売日文庫発売日
第1作『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』2020年8月19日2022年8月4日
第2作『赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。』2022年10月20日2024年9月11日
第3作『赤ずきん、アラビアンナイトで死体と出会う。』2024年10月17日―(※未文庫化)
第4作『赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。』2025年7月25日―(※未文庫化)

それぞれが短編形式で完結しているため、「まずは一冊試してみたい」という方には、初巻『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。をおすすめします!

シリーズの雰囲気や主人公・赤ずきんのキャラクターに触れることが出来ますよ。

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』シリーズ作品紹介

ここからは、『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』シリーズについて、作品ごとに紹介していきます!

第1作『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』は、西洋童話をベースにした連作短編ミステリーの1作目です。

童話の「赤ずきん」が旅の途中で事件に遭遇し、謎を解いていきます。

  • 「シンデレラ」
  • 「ヘンゼルとグレーテル」
  • 「眠れる森の美女」
  • 「マッチ売りの少女」

といった、おなじみの童話を題材にした本格トリック×童話の世界観が見どころ。

シリーズの幕開けにふさわしい一冊となっています。

第2作『赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。』

シリーズ第2作目『赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。』は、

  • 「ピノキオ」
  • 「白雪姫」
  • 「三匹のこぶた」
  • 「ハーメルンの笛吹き男」

などをベースにした作品です。

木製の少年ピノキオが赤ずきんの相棒に!?トリックの意外性も前作以上となっています。

第3作『赤ずきん、アラビアンナイトで死体と出会う。』

舞台は一転、中東へ。

  • 「アラジン」
  • 「アリババ」
  • 「シンドバッド」

など千夜一夜物語をミステリーで再構築。

空飛ぶ絨毯やランプの魔人、幻想的な雰囲気と緻密な伏線が魅力です。

第4作『赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。』

シリーズ最新作は『赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。』です。

  • 「うさぎとかめ」
  • 「オオカミ少年」
  • 「アリとキリギリス」

など、誰もが知る寓話の世界で事件が発生。

シリーズ第4弾にして最高の伏線回収が待っています!

『赤ずきん、旅の途中で』シリーズ、どんな話?ミステリー×童話の世界

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』シリーズは、童話の登場人物たちが暮らす不思議な世界で、探偵役の“赤ずきん”が次々に起こる事件を解き明かしていく、童話×本格ミステリーの連作短編集です。

西洋童話の名作「シンデレラ」や「眠れる森の美女」「ヘンゼルとグレーテル」「マッチ売りの少女」などを題材に、赤ずきんが旅の途中で出会う人々と、そこに潜む謎に挑みます。

事件の背景には必ず童話ならではの要素が関係しており、おとぎ話の知識がミステリーの伏線になっているのも大きな魅力です。

また、本作はベストセラーとなった『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の流れをくむ作品でもあり、おとぎ話の世界観をベースにしつつ、大人も楽しめるミステリー仕立て。

シリーズならではのユニークな再解釈が見どころです。

物語のテンポも軽快で、読書に不慣れな人にもおすすめできます。

ファンタジーとロジックのギャップがクセになる、新感覚の童話ミステリーです。

・童話の中に殺人事件!?ユニークな発想と緻密なトリック
・小道具や童話の設定を巧みに活かした構成
・シリーズを通して追える「隠された謎」

が見どころです。

赤ずきんシリーズはどんな人におすすめ?

童話の世界観が好きな人
「シンデレラ」や「ヘンゼルとグレーテル」など、おなじみの童話をベースにしたストーリーなので、童話モチーフに惹かれる人にぴったりです。

ミステリー初心者やライトな作品を求める人
殺人事件を扱ってはいるものの、グロテスクな描写は少なく、テンポよく読みやすい構成。読書慣れしていない人や、気軽に楽しめるミステリーを探している人にも向いています。

可愛くて賢いキャラクターが好きな人
主人公・赤ずきんの可愛さと聡明さに惹かれる読者が多数。推理を繰り広げる姿に魅了されるはずです。

ひと味違った物語を楽しみたい人
原作童話とは異なる解釈や、ダークでビターな要素も。予想外の展開を楽しみたい人におすすめです。

映画化された『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』は、2023年9月14日よりNetflixにて実写映画化され、全世界同時配信がスタートしました。

監督は『銀魂』や『今日から俺は!!』で知られる福田雄一さん、赤ずきん役には橋本環奈さんが抜擢されています。原作小説の第1章「ガラスの靴の共犯者」をもとに、赤ずきんとシンデレラが“とある事件”に巻き込まれていくミステリーが描かれています。

配信開始後、日本やマレーシアで1位、さらに世界51か国以上でTOP10入りを果たすなど、大きな話題を呼びました。

物語は、旅の途中で出会った赤ずきんとシンデレラが舞踏会に向かう途中、カボチャの馬車で人をひいてしまう…という衝撃的な幕開けからスタートします。果たして2人は罪を隠しきれるのか?原作の世界観をどう映像化したのか、チェックしてみてはいかがでしょうか?