
ディズニープラスには名作から最新作まで、魅力的な作品がたくさんそろっています。
そのぶん「何から観ようかな…?」と迷ってしまう方も多いですよね。
この記事では、数ある作品の中から、特におすすめの厳選5作品を紹介します。
私が実際に好きなミュージカル作品を多めに、気分が明るくなるラインナップでまとめました。
作品選びに迷ったときの参考になれば嬉しいです!
①『ウィッシュ』─ディズニー100周年の特別な作品

『ウィッシュ』は、ディズニー100周年の節目に生まれた特別なアニメーション映画。
「願い」をテーマに、伝統的なディズニーらしさと現代的な映像・音楽が美しく溶け合った作品です。
◆作品紹介
物語の舞台は、魔法が息づく王国ロサス。
この国では、人々が大切に育ててきた「願い」を国王に預け、いつか叶えてもらう日を待ちながら暮らしています。
しかしある日、主人公の少女アーシャは――
「願い」にまつわる国王の重大な秘密を知ってしまいます。
揺れ動く気持ちを抱えながらも、真実と向き合おうとするアーシャの前に、キラキラでおちゃめな存在「スター」が現れます。
アーシャはスター、相棒の子ヤギ・バレンティノ、そして仲間たちと共に、大切な「願い」を取り戻すことに。
◆見どころ
『ウィッシュ』はディズニー100年記念ということもあり、歴史へのオマージュと新しい挑戦がしっかり感じられる、記念作にふさわしい作品です。
作品全体を通して、
- 水彩画のように柔らかな手描き風の背景
- 最新のCG技術
が組み合わさった、100周年ならではの新しいビジュアルが際立っています。
キャラクターはCGですが、背景は繊細でやさしいタッチの水彩画風。
そのコントラストが独特で、しかし違和感なく自然に溶け込み、まるで絵本のページをめくっているような質感があります。
さらに、キャラクターと歌も魅力的です!
スターはキラキラと輝きながら動き回るお茶目な存在。
相棒の子ヤギ・バレンティノや、生き物たちも歌い出し、とても愛らしいです。
一方で、王様マグニフィコ役の福山雅治さんの落ち着きのある深い声も、キャラクターの存在感を引き立て、物語に大人なスパイスを添えています。
音楽は全体的に、しっとりと力強く、舞台ミュージカルのような立体感があります。
歌声の力強さやハーモニー、キャラクター同士の掛け合いのテンポも絶妙で、まるで3次元の舞台を観ているような高揚感が味わえます。
◆おすすめポイント(ひと言感想)
『ウィッシュ』は、100周年のディズニーの原点である「願いの星」のモチーフが物語全体に息づいている美しい作品です。
アニメーションで100年も続くって、改めて考えると本当に驚きですよね…。
作品のタイトルが『ウィッシュ(=願い)』なのも、ディズニーの原点そのもの。
その“願い”を星のキャラクター「スター」で表現しているところも、とても粋で、よく練られた作りだなと感じます。
『ウィッシュ』を観ると、ディズニーの100年の歴史に感動を覚えます。
ディズニー好きの方はもちろん、あまり作品を知らない方でも楽しめる、分かりやすく心に届くストーリーにもなっています。
たくさんの人にぜひ観てほしい作品です。
②『マイ・エレメント』─火と水の透き通るラブストーリー

火の少女と水の青年の、違いを越えて惹かれ合う2人の「恋と成長」の物語が描かれます。
感動のストーリーに、透明感あふれる色彩美が心を奪う作品です。
◆作品紹介
物語の舞台は、火・水・風・土の4つのエレメント(元素)が暮らすエレメント・シティ。
エレメントごとに専用のエリアで暮らし、「違うエレメントとは関わらない」という暗黙のルールが根づいています。
そんな街で、家族の店を継ぐために頑張る「火の女の子・エンバー」は、ある出来事をきっかけに、優しくて涙もろい「水の青年・ウェイド」と出会います。
正反対のふたりは、時にぶつかり合いながらも、お互いの世界を少しずつ知り、距離を縮めていきます。
美しいエレメント・シティを舞台に、相反するふたりの恋と成長が丁寧に描かれた物語です。
◆見どころ
『マイ・エレメント』の最大の魅力は、圧倒されるほど美しい透明感です。
エレメント・シティ全体が光と色で満たされていて、どこを切り取っても眺めていたくなる世界が広がっています。
揺れ動く炎のきらめき、水の透けるような質感、ふわりと浮かぶ雲――。
エレメントならではの表現が細かく描かれていて、一瞬一瞬がとても楽しく、ワクワクが止まりません。
エンバーの炎が感情で揺れたり、ガラスを溶かしたり、ウェイドの体が壁をすり抜けたり…。
元素だからこそできる動きが物語に自然と溶け込み、この作品だけの世界観を作り上げています。
そして何より心をつかむのは、触れ合うことすら難しい「火」と「水」の恋。
消えてしまわないかな、蒸発しないかな…とドキドキしながら、少しずつ互いの世界を知っていく2人の姿は、とても愛おしく感じられます。
◆おすすめポイント(ひと言感想)
『マイ・エレメント』は、特にファンタジー好きの方にぜひおすすめしたい作品です。
エレメントたちの自由な動きはどれも新鮮で、泡がふわっと浮かぶ瞬間や、体がすり抜けてしまう演出は、まるで魔法の世界に入り込んだようなワクワクをくれます。
キャラクターは擬人化されていながら、感情の揺れや葛藤がとても丁寧に描かれていて、ファンタジーでありながら「人間らしさ」がしっかり感じられるのも魅力です。
透明感あふれる光、カラフルで近未来的な街並みも本当に美しく、可能であれば大画面で観てほしい…そう思えるほど心を奪われる映像作品です。
③実写版『アラジン』─魔法のランプとアラビアンの世界へ

実写版『アラジン』は、1992年公開のディズニーアニメ『アラジン』を基にリメイクされた作品。
アラビアンな世界観がぎゅっと詰まった冒険ファンタジーです。
◆作品紹介
物語の舞台は、砂漠に囲まれた王国アグラバー。
貧しい暮らしを送る青年アラジンは、「いつか人生を変えたい。自由に生きたい」という強い思いを胸に抱えています。
そんなある日、市場で偶然出会ったのは、お忍びで街に来ていたジャスミン王女。
結婚相手を国に決められ、自分の意思で未来を選べない日々に息苦しさを感じていた彼女の前に、アラジンが現れます。
さらに、願いを叶える魔法のランプの魔人ジーニーが加わり、二人の運命は大きく動き出します。
立場も生き方も異なる3人が出会い、恋と冒険、そして勇気と葛藤が交錯する物語が始まります。
◆見どころ
『アラジン』は、アラビアンな世界観がぎゅっと詰まった冒険ファンタジー。
宝石の輝きや豪華な宮殿、煌めく街並みなど、視覚的な情報が豊富で、見ているだけでワクワクします。
迫力あるアクション、ゴージャスな衣装、そしてジャスミンをはじめとしたキャラクターたちの魅力も満載。
どのシーンも色彩が美しく、まるで絵画を眺めているような贅沢な時間を味わえます。
特に心をつかむのが、ミュージカルナンバーの素晴らしさです!
名曲「ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)」はもちろん、全曲が感動的でおすすめです。
中でもジーニー役・山寺宏一さんの歌声は圧巻!ワクワクと貫禄を兼ね備え、ジーニー役にぴったりです。
さらに英語版もそれぞれ違った味わいがあり、アラジンのミュージカル曲は日本語・英語どちらも聴いてみる価値があります。
また『アラジン』は、豪華な世界や魔法のきらめきが魅力ですが、それだけでなくストーリーも深いメッセージ性のある作品です。
アラジン、ジャスミン、ジーニー。
立場も境遇もまったく違う3人ですが、胸の奥にある願いは同じ「自由」。
そんな3人が出会い、試練の中で、
「魔法で叶えたものは、本当に幸せなのか?そして、本当に大切なものって何だろう?」
という問いに向き合っていきます。
豪華な世界や魔法のきらめきの裏で、富や権力、魔法では手に入らない本当の価値がそっと描かれています。
◆おすすめポイント(ひと言感想)
もし実写版を気に入ったら、アニメ版『アラジン』も一緒に観るのもおすすめです!
私は正直、「実写と同じなら観なくていいかな」と最初は思っていました。
しかし気になって観てみると、アニメ版と実写版には違いがたくさんありました。
まず、物語の冒頭からまったく異なっていて、実写版はジーニーの語りから温かく始まるのに対し、アニメ版は敵の野望からスタートする冒険寄りの空気感。
どちらも魅力的で、同じ物語なのに違う角度から楽しめて2度おいしい作品でした。
さらに1992年の作品とは思えないほど映像が美しく、手描きの色彩の深さとリマスター映像の鮮やかさに驚かされます。
実写とアニメをセットで観ることで、『アラジン』の魅力がぐっと広がります。
ディズニープラスで合わせて観てほしいおすすめの組み合わせです。
④『ベイマックス』─日米が融合した楽しい世界観

『ベイマックス』は、天才少年ヒロと丸くて優しいケアロボット・ベイマックスが織りなす、感動あり、アクションありの心温まる冒険物語。
街は日本文化のモチーフ。「細かい芸術」がたくさん詰まった、ワクワクする作品です!
◆作品紹介
主人公は、賢くて少しやんちゃな14歳の少年ヒロ。
飛び級で高校を卒業した天才で、発明の才能にも恵まれています。
しかし、ある出来事をきっかけに、ヒロは大切な兄を突然失ってしまいます。
兄が遺してくれたのは、心とカラダの健康を守るケアロボット・ベイマックス。
深い喪失の中で出会った二人は、仲間たちと力を合わせながら、“ある謎”に立ち向かっていくことに——。
◆見どころ
主人公のヒロは、寝癖にも見える跳ねた黒髪の少年。ベイマックスも白を基調としたシンプルなデザイン。
映画を観たことがない人は、もしかしたら「ちょっと地味で、そんなに面白くなさそう…?」と思うかもしれません。
でも実際に観てみると、そのイメージとは全く違って、本当に面白いです!
まず『ベイマックス』の魅力は、舞台になっている街が日本をモデルにしているところです。
街の名前はサンフランソウキョウ。
サンフランシスコと東京を融合させた架空の都市で、未来のテクノロジーと日本らしい景色が共存する、ちょっと不思議でワクワクする世界観が広がっています。
街や家の中には、日本文化のモチーフがたくさん。
「まんじゅう」や「みたらし団子」の看板、掛け軸、和服姿の写真など、遊び心と可愛さが散りばめられています。
また、ベイマックス自身の丸くてマシュマロのような姿は、神社の鈴をモチーフにしたデザイン。
とっても愛らしく、ヒロとのやり取りをよりほっこりさせてくれます。
さらに、日本らしさ以外にも見どころがたくさん!
戦う仲間たちはカラフルで個性豊か。後半には空を飛ぶアクションシーンも登場し、ワクワク感がどんどん増していきます。
アクションあり、感動ありの作品です。
ベイマックスと出会い、悲しみを抱えたヒロが少しずつ前に進んでいく姿をぜひ観てみてください。
きっと観終わったころには、ベイマックスが大好きになっていることでしょう。
◆おすすめポイント(ひと言感想)
『ベイマックス』は、丁寧に作られた作品で、エンディングの最後までしっかり描かれています。
手書き風のアニメーションで描かれる後日談のようなシーンも細かいです。
作品全体を通して、数えきれないほどの日本の要素が散りばめられており、演出や細部へのこだわりから日本文化へのリスペクトも感じられます。
海外作品ながら、日本らしい魅力が存分に楽しめる作品です。
そして、もし、ベイマックスが大好きになったら、ディズニープラスの『ベイマックス』関連作品も一緒に観てはいかがでしょうか。
映画を観た後におすすめなのは『ベイマックス・ザ・シリーズ』です。
映画のエンディングの余韻そのままに、自然に映画の続きを楽しめる作りになっています。
⑤『グレイテスト・ショーマン』─心が震える圧巻のミュージカル

『グレイテスト・ショーマン』は、実在の興行師P・T・バーナムをモデルにしたミュージカル映画です。
華やかな映像と力強い楽曲が重なり、心を前向きにしてくれる作品です。
◆作品紹介
物語の舞台は19世紀のアメリカ。
貧しい境遇から成り上がり、サーカス団を立ち上げたバーナムが、個性豊かな仲間たちと共にショーを作り上げていく姿が描かれます。
仲間たちは外見や環境に悩みを抱えていますが、サーカスを通して自分らしさを見つめ直し、少しずつ前へ進んでいきます。
バーナム自身も家族や仲間に支えられながら成功と挫折を経験し、夢を追う中で大切なものに気づいていく――。
音楽とパフォーマンスを通して、希望やエネルギーがまっすぐに伝わってくる物語です。
◆見どころ
本作の魅力は、なんといっても圧巻のミュージカルです!
物語は代表曲『The Greatest Show』の迫力あるステージから始まり、ヒュー・ジャックマンの歌声、軽快なダンス、エネルギッシュな演出が観客を一気に作品の世界へ連れていきます。
本作には全11曲もの楽曲が登場しますが、どの曲も素晴らしく、それぞれが登場人物の葛藤や願いを代弁する重要な場面を担っています。
特に前向きなメッセージや力強い歌詞が多く、観る人に勇気や希望を与えてくれるのも大きな魅力です。
曲が流れるたびに胸が高鳴り、まるでライブを体感しているような感動が味わえる──そんな特別なミュージカル作品です!
◆おすすめポイント(ひと言感想)
『グレイテスト・ショーマン』は、観るだけで心が弾むようなエネルギーと情熱にあふれた作品です。
音楽とパフォーマンスの力で、前向きな気持ちやワクワク感を一気に味わえます!
見終わった後には、元気や勇気、そして「自分も頑張ろう」という気持ちが自然と湧いてくるはずです。
夢を追う人、日常に疲れている人、元気をチャージしたい人、自分らしさを大切にしたい人…全ての人におすすめしたい作品です。
最後に
以上、ディズニープラスで観られるおすすめ5作品を紹介しました!
もし「何を観ようかな?」と迷ったときは、今回のラインナップを思い出していただけたら嬉しいです。
どの作品も、観終わったあとに前向きな気持ちになれるものばかりです。
素敵なおうち映画時間を楽しんでください。
そして、他に「何か長く楽しめるシリーズ作品も観たいな…」という方には、SF映画の金字塔『スター・ウォーズ』シリーズがおすすめ!
ディズニープラスなら、本編映画9作品はもちろん、スピンオフ作品や関連ドラマまでしっかり揃っています。
もし「スター・ウォーズってどの順番で観ればいいの?」と迷ったら、初心者向けの観る順番もまとめています。
気になる方はそちらもぜひチェックしてみてください。
